看護の世界でも英語を求められる場面が多くなっており、英語のできる看護師の需要は高まってきています。英語の勉強を始めている看護師も増えているかもしれませんが漠然と勉強しているだけではモチベーションも維持できず続かないため、今回は指標にもなる資格・試験を紹介します。

看護師に役立つ試験としてまずはTOEICです。日本で最も有名な英語試験と言えます。対象は英語が母国語ではない国の人であり、日常生活やビジネスにおける英語の力を測定するものです。たくさんの企業でTOEICを就職の際の評価として採用していて、世界で年間240万人以上の人が受けています。英検のように合否が出るわけではなく、普通は990点満点中600点以上で履歴書に記載して恥ずかしくないレベルとなります。

IELTSは英語運用能力を評価する試験となり、こちらも世界中で毎年350万人以上の人が受けています。ケンブリッジ大学で開発されたゴールドスタンダードとも言われるほど質の高い試験となっています。海外留学の際の英語力の判定や海外移住申請に使用されています。各分野が9点満点で看護師の場合は各分野7点以上が必要となります。試験内容は看護の分野でもなく少し難しい環境などの分野から出されるため途中でモチベーションが切れてしまう場合も。しかしその先の夢を思い出してもうひと踏ん張り頑張ってみましょう。

OETは医療関係の人、つまり看護師だけでなく医師や薬剤師などの英語の力を判定するもので、海外で医療資格を撮りたい人の英語の力をみるテストとなります。看護師の場合は各分野全てB以上が基準となります。